エピソード♯08 自分の定規で描くデザイン

エピソード♯08 自分の定規で描くデザイン
『「直線なんてのは実際にはありえない。」自分はある時からそう思うようになった。実際のところ相当いい定規でも本当の直線を描くことは困難だそうだ。という話はさておき、それぞれ国や民族が違うとどうしても違ってくることがある。それはその人々の”定規”の違いだ。今は使う道具や規格も世界的に統一されがちでなかなか”らしさ”のあるものが作られにくくなってる。それでもさすがに”魂の定規”までは統一されることはないだろう。そこにある環境が違うからだ。自分はそう信じている。だから定規でいくら測っても納得いかないのであれば”自分の定規”を使う、そうしたほうが絶対グッとくるモノが作れるからね。そして人もそれを望んでいるはずさ。自分も好きなある国のデザインにはそのすばらしい魂で絶妙な線を描く人たちがいる。直線のような曲線、曲線のような直線を非常に上手く使いこなしてるんだ。落書きのようなそれでもすでにグッとくるようなモノを描く。きっと身体に染み付いたものなんだろう。どれだけ追い求めても自分には自分の線しか描けない。どうそれを操るか?そこにかかている。そう、今ここにあるモノをどう読むか?なんだよ。』

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