#08 野菜を見分けるとは…

「見た目より重いものを選びましょう！」

野菜を見分ける基本に「重さ」を感じるということがあります。
軽い方がいいか、重いほうがいいか、答えはもちろん重い方がいいです。
現在の野菜は肥料なしに育てることは非常に難しいのが現実です。
肥料を入れるということは自然の流れに反して植物の自然な成長過程を無視して｢より多く、より速く｣を求める行為です。

「トマト」
肥料を使い、大量生産し成長スピードを求めることは本来じっくりと時間をかけて細胞を作り上げていく作業を省くことになります。細胞の緻密さは外見ではなくその重さに現れるのです。
「トマトは水に沈むものを選びましょう！」
というのを聞いたことがある人も多いかとは思いますが、水に沈むトマトは成長過程を時間をかけて育て完熟で細胞が緻密なトマトです。スカスカなトマトは大事な部分を省力したトマトといえます。
どちらを食べた方がおいしいか？栄養が高いか？
それは一目瞭然ですよね。

「かぼちゃ」
同じことはかぼちゃにもいえます。
かぼちゃもスーパーで何種類か扱っている所がありますが持って比べてみると明らかに重さが違うものがあります。たいていグラム単価の安いものは見た目よりも軽いです。またそういった商品の種は小さく柔らかそうです。これは未熟な状態で収穫したといえます。
相場が高いときに、まだ未熟にも関わらず状態で高く売り飛ばそうとしたものにはよくあります。
もちろん、完熟のものにこんなものはありません。
見た目より重く完熟のかぼちゃは切ってみるとキメ細やかで非常に鮮やかな色をしています。

今回はトマトとかぼちゃを例に挙げましたがこの2つに関わらず見た目よりも重い野菜、果物を
選ぶことができればより栄養価が高くおいしいものを選ぶことができます。
いいものを選ぶことができればスーパーでの買い物ももっと楽しいものになります。