Japanese apricot(英) prune deJapon(仏)

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バラ科 ウメ属

原産国

国内の主要産地

5月~6月

    日本の春の風物詩。

    アジア東部の温帯地方原産で、日本でも古くから自生していた。万葉集のウメの歌は104首あり、サクラの38首より圧倒的に多い。
    当時は花といえばウメのことで、花見といえばウメを愛でることであった。
    花を見て楽しむための樹木で、果実を採る目的で栽培されはじめたのは江戸時代中期である生食は出来ないので加工用であるが、戦時中は簡易食品として必須のものだった。

    カロチンが目立つ程度で栄養価はなく、食欲増進、疲労回復、整腸効果、などがある。
    各地で栽培され品種もさまざま、和歌山、群馬、徳島、宮城、福島、などが主産地で旬は6月有名品種は和歌山の「古城」「南高」、徳島の「鶯宿」、群馬の「白加賀」、福井の「剣先」など。
    国内産はほとんどが梅酒にされ、梅干し用は台湾からの輸入物がほとんど 大粒、中粒が出回るのは小梅より少し遅い。

    昭和37年家庭での梅酒の製造が許可され、需要が急増した。
    リンゴ酸やクエン酸による酸味が強く、未熟なウメはアミグダリンという物質を含み、酵素で分解されると有害な青酸を生じる(完熟したウメなら問題ない)。

    梅干はクエン酸をはじめとする有機酸などを多く含み、健康食品として人気が高い。
    漢方薬では薫蒸して真っ黒になった実を烏梅(うばい)といい健胃、整腸、駆虫、止血、強心作用があるとされる。中国では話梅(広東語: ワームイ)と呼ばれる干して甘味を付けた梅が菓子としてよく売られている。
    バラ科の葉や未成熟の青い果実、核の中の種子には青酸配糖体が含まれ、未熟な種子や腸内細菌の酵素により、シアンを生成する。これが胃酸により有毒性を発揮すると、痙攣や呼吸困難、さらには麻痺状態になって死亡するといわれている。
    シアンの生成は胃酸や胃の消化酵素によるものではないので、大量の種子をかみ砕いた場合を除いて誤摂取による中毒の危険は限られる。アンズの種子による重症例がある一方、幼児が青梅の果肉を囓った程度では心配ないとされる。また、梅酒の青い実や梅干しの種の中身などは、アルコールや熱により酵素が失活し、毒性は低下している。

    栄養価

    効能

    健胃、食欲不振、便秘・整腸、疲労回復、二日酔い、老化防止

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