ささげ

アフリカ生まれの健康食品ささげはカウピーとも呼ばれていますが、日本でも大変馴染みの深い豆です。

平安時代には既に栽培されており、大角豆と呼ばれていました。

ささげと言う名前は、莢を牙に見立て「細々牙(ささげ)」と言う名がついたと言う説と、莢が物を捧げるように上を向いているので、捧げ(ささげ)とついたと言う説があります。

ヨーロッパへの伝播は、ギリシャが最も早く、紀元前三世紀、マケドニアのアレキサンダー大王がもたらしたと言われています。

中世ではドイツなどでかなりの量が栽培されていました。

しかし、新大陸からヨーロッパにインゲンマメが伝来して以後、インゲンマメに逐われ、スッカリ影をひそめました。

逆に、新大陸に伝わったのは16世紀で、スペイン人が西インド諸島に持ち込んだのが最初です。

ここから対岸のアメリカ南部諸州に18世紀に入って導入され、しだいに北大西洋岸を北上して、19世紀にはバージニア州での栽培が始まりました。

中国へはシルクロード沿いに伝わりました。まず、エジプトからメソポタミア地方を通り、中央アジアを旅して、健康食品ささげは中国にやってきたのです。

そして日本にも伝わりました。

健康食品ささげの栄養成分はアズキに似ています。

乾燥豆100グラム中エネルギー量は336カロリーで、ビタミン類ではB1、B2の含有量が高いのが一つの特徴です。

お盆のお供え物のセットにはよくあるものです。
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