ソラマメを漢字では空豆とか蚕豆と書きます。
莢(子実)が直立するように空に向かって伸びるために空豆、また蚕(かいこ)が繭(まゆ)を作る頃に美味しくなるため蚕豆と書くとも、莢の形が蚕に似ているためとも言われています。
また、4〜5月頃に旬を迎えることから、四月豆あるいは五月豆とも言います。
黒く着色した煮豆を於多福豆とも呼びます。
これ以外にも日本各地には色々な呼び名が残っています。
例えば、大和(奈良県)で多く作られたので大和豆とも言い、西国では唐豆と呼び、また夏豆、がん豆などの呼び名もあります。
名前にも地方色が感じられるものです。
非常に栄養価が高く、強い抗酸化作用がある。
フラボノールやカテキンなどフラボノイドと呼ばれる成分を含んでおり老化やがんの原因になる活性酸素を取り除く働きがある。
ただフラボノイドの含まれているのは種についている薄皮の部分で皮を取ってしまうと効力がなくなってしまう。
また腸内細菌である善玉菌を増やすことからコレステロールや発がん性物質を取り除くとも言われている。
利尿作用にも含まれており高血圧や心不全にも効果が期待できる。
貧血気味の方にはホウレン草よりも鉄分が多いのでお薦めだ。
そら豆のいろいろ