野菜果物辞典
きくらげ
きくらげ科のきのこ。耳の形に似ていることから「木耳」と書くことはよく知られています。白きくらげと黒きくらげがあります。日本では黒きくらげのほうがなじみがあるようですが、中国では白きくらげのほうが珍重されています。白きくらげはビタミンB群・Eが多く、老化防止に効果があります。繊維質が多く、便秘解消にも効果があります。黒きくらげは鉄分・カリウムが多く、貧血に効果があります。また、整腸作用があり、下痢には効果的です。高血圧、動脈硬化、高脂血症には白黒どちらも効果があります。中国では銀耳(インアル)と呼ばれ、不老長寿の食材として珍重されています。

<基本情報>※きのこ全般についての情報で特定も物ではございませんので
ご了承下さい。

●栄養価
キノコ類全般に難消化性の糖質が多く、グルタミン酸、グアニル酸等のアミノ酸が豊富。
特有のうまみがある。
「ノンカロリー」と一般的に言われているが全くないわけではない。

●効能
種類が多いため特定できません。各キノコをご覧下さい。

●豆知識
キノコ類は有機物を分解して栄養を摂取し、胞子を作り菌類で人類よりもあるか昔から存在する。
温暖湿潤気候の日本には実に2000種類ものキノコが自生しています。
食用にされている歴史も古く「万葉集」「今昔物語」などにも記述がある。
当時は野生のものをとっていたがその中でも味がよく、栽培が容易なものが量産されるようになりました。
その代表格が椎茸で栽培は江戸時代にはすでに始まっていました。
その後栽培キノコの技術も発達し、その種類も増やしています。
クヌギやコナラの原木によるものや、おがくずを集めた菌床によるもの、おがくずと米ぬか、栄養剤によるびん栽培などさまざまだ。
ビタミンDが豊富に含まれコレステロールの低下させる働きがある。

●見分け方
それぞれの特徴により違う。
きのこ(栽培)のいろいろ

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