野菜果物辞典
ササクレヒトヨタケ
春から秋にかけて、公園の草地などに生えます。
ひだは初め白色ですが、胞子が成熟するとだんだん黒くなり、最後は液状になって落下します。
ヒトヨタケの仲間はお酒と相性の悪いものが多いですが、これは大丈夫です。
最近は「コケシタケ」などの名前で栽培、販売もされています。
傘は初め長卵形から円柱状で後には鐘形に開く。
色は、初め白色で後には淡褐色となる。
表面は淡褐色のささくれ状の鱗片をつけ、周辺部には状線もみられる。
ひだの並び方は密で、柄に離生する。
初めは白色で胞子の成熟に従って黒色になり、傘の周辺部から液化してしたたりおちる。
柄はほぼ白色で上下に動かせるつばを持つ。
柄の表面にも白色の糸くず状の鱗片をつける。

<基本情報>※きのこ全般についての情報で特定も物ではございませんので
ご了承下さい。

●栄養価
キノコ類全般に難消化性の糖質が多く、グルタミン酸、グアニル酸等のアミノ酸が豊富。
特有のうまみがある。
「ノンカロリー」と一般的に言われているが全くないわけではない。

●効能
種類が多いため特定できません。各キノコをご覧下さい。

●豆知識
キノコ類は有機物を分解して栄養を摂取し、胞子を作り菌類で人類よりもあるか昔から存在する。
温暖湿潤気候の日本には実に2000種類ものキノコが自生しています。
食用にされている歴史も古く「万葉集」「今昔物語」などにも記述がある。
当時は野生のものをとっていたがその中でも味がよく、栽培が容易なものが量産されるようになりました。
その代表格が椎茸で栽培は江戸時代にはすでに始まっていました。
その後栽培キノコの技術も発達し、その種類も増やしています。
クヌギやコナラの原木によるものや、おがくずを集めた菌床によるもの、おがくずと米ぬか、栄養剤によるびん栽培などさまざまだ。
ビタミンDが豊富に含まれコレステロールの低下させる働きがある。

●見分け方
それぞれの特徴により違う。
きのこ(栽培)のいろいろ

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