果物
バンレイシ科バンレイシ属
cherimoya(英) cherimolie(仏)
南米アンデス山脈が原種のチェリモヤ。ペルーでは現地語で「冷たい乳房(Chirmoyu)」と称され、インカの人々に愛され親しまれて来ました。
マンゴー、マンゴスチンとともに世界三大美果といわれ、「森のアイスクリーム」とも呼ばれており、冷やして食べるとお口にとろける美味しさがひろがります。果肉は白くクリーム状で、糖度20度以上と甘く、わずかな酸味と上品な香りがあり高貴なイメージの果物です。古くからヨーロッパなどでも人気が非常に高い。
現在では世界各国で栽培され、スペインでは「アイスクリームの木」、アメリカなどでは「カスタードアップル」などと呼ばれています。
同じ仲間のフルーツにシュガーアップルや釈迦頭等があります。栄養価が非常に高く、ナイアシン、ビタミンC,ビタミンB1、B2を含むほか、カリウム、カルシウム、鉄分などのミネラルや、たんぱく質、食物繊維などをバランスよく豊富に含んでいます。
中でも「ナイアシン」は糖分、脂質の代謝に働きかけ、血行を良くする働きがあり、神経症や心身症にも効果があると言われています。
表面が手のひらくらいにやわらかくなれば食べごろです。
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