野菜果物辞典

果物
フトモモ科バンジロウ属
guava(英) goyave(仏) Guajava(独)

グァバは、熱帯アメリカや東南アジアを原産地とするフトモモ科の落葉小高木で、別名バンジロウとして知られている。中国名は蕃石榴。最近は宮崎、熊本などでも温室栽培されている。

果実は生食やジュースなどにされるが、葉もお茶として利用されている。沖縄や台湾では、糖尿病、下痢、歯痛、口内炎、胃潰瘍に効果があるお茶として古くから愛飲されている。グァバ茶は、見た目は番茶のような色をしているが、味は日本茶とも中国茶とも違い、ヨモギのような薬草の香りがする。

グァバ茶の主な成分は、葉緑素、葉酸、ビタミンA・B2・C・E、カリウムで、多種類のタンパク質、多糖類を含む。また、グァバ葉の乾物にはビタミンB群・Cのほか、ビタミンUと呼ばれるビタミン様物質も含まれている。ビタミンUは胃酸の分泌を抑え、胃粘膜の新陳代謝を促進させることから、胃潰瘍などを改善させる効果がある。

ビタミンCの含有量は多くレモンの7倍とも言われています。主に2種類ありストロベリーグァバという果肉がピンクのものでジュースにされているのはほとんどがこれ。あとは白肉種という果肉が白く淡白な爽やかなタイプ。


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