▼トリビア
南米のアンデス山脈でペルーやメキシコが有力。インカ帝国の時代に は主役を演じた野菜の1つでした。 インカ帝国が滅亡しスペイン人の侵略を境にヨーロッパに伝わったようです。最初は赤い色と青臭い味から食用になれず不遇の時代を過ごしましたがそんなトマトが一躍スターダムにのし上がるチャンスがやってきます。19世紀イタリア、ナポリでトマトソースが誕生し、それ以降、品種改良を進めながら世界中で栽培されています。 スペインでは「愛のりんご」ドイツでは「天国のりんご」イタリアでは「黄金のりんご」などという大げさな愛称がついている。日本には17世紀頃からで「赤茄子」「唐がき」と呼ばれ赤い色が血のようだという理由で敬遠され、どちらかというと観賞用のようだ。明治時代には日本人向けに酸味を抑えた品種が作られましたがやはり赤い色が原因だったのか全然売れなかったようです。日本で売れ始めたのは戦後でハイペースで生産が増えている。「トマトのあるところ料理の下手な人はいない」というヨーロッパの諺があり、味の素でお馴染みのグルタミン酸が豊富で煮込みなどで効果を発揮します。
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