にんにく garlic(英) ail(仏) Knoblauch(独) aglio(伊)

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ユリ科 ネギ属

原産国

国内の主要産地

1月~12月

    古くから栽培!疲労回復に効果アリ!

    ニンニクはその学名をAllium sativum L.と言い、植物学者のリンネがニンニクを意味するラテン語Alliumを属名に、栽培を意味するsativumを種名に命名したものです。この学名が示すようにニンニクは古くから栽培されていたようで、その証拠として、紀元前3750年頃に造られたとされるエジプトの王墓からニンニクの粘土模型が発見されたり、紀元前1300年頃に造営されたツタンカーメン王の墓からは乾燥したニンニク鱗茎が発見されています。また、紀元前600年頃の新バビロニア王国の首都、バビロンの有名な空中庭園(Hanging Gardens)でニンニクの栽培が行われていたことを記述した粘土板も発掘されています。紀元前3750年頃には既にニンニクがエジプトに存在していたと思われます。また、紀元前1500年以前に書かれたとされる薬物治療書「エベルス パピルス(The Papyrus Evers)」にはニンニクを含む22の処方(治療薬)が記載されていることから、少なくとも紀元前1500年以前に、エジプトでニンニクが栽培されていたものと考えられます。歴史の父、ヘロドトスの著した「エジプト史」にピラミッドの建設に従事した労働者が大量のニンニク、タマネギ、ラディッシュを食し、この購入のために高額の銀が支払われたことを示す記載があることは有名な話です。
     メソポタミアでは、紀元前600年頃の新バビロニア王国の首都、バビロンの有名な空中庭園(Hanging Gardens)でニンニクの栽培が行われていたことが記録されています。シリアで発掘された紀元前3000年頃の古代マリ王国やエプラ王国の記録や地図によると、紀元前4000〜3000年のウルク期には、既に長距離貿易が行われていたことが示されており、最も古い栽培作物のひとつであるニンニクがこの地で栽培され、流通商品として取引されていた可能性が高いと考えられます。日本には、朝鮮半島、中国大陸を経て伝来したと考えられます。4世紀から5世紀の伝承が記録されている「古事記」や「日本書記」にもニンニクの記載があること、既に3世紀には中国大陸、朝鮮半島との通交が行われていたことなどを考え合わせると、4世紀にはニンニクが日本にも入ってきていたと想像されます。ニンニクの栽培に関しては、918年の「本草和名」に記録されているのが最古の記述です。しかしながら、先に述べた「古事記」や「日本書記」の日本武尊(やまとたける)とニンニクの逸話から、武尊がニンニクを携行していたことが伺われ、天皇家あるいはその周辺のごく限られた場所でニンニクの小規模な栽培が行われていたと考えられます。

    栄養価

    カリウム、カルシウム、ビタミンB1、B2、ビタミンC

    効能

    疲労回復、抗ガン作用、滋養強壮・食欲増進・血圧降下・抗神経痛・抗更年期障害・コレステロール値低下作用等、新陳代謝をよくする

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    選び方のポイント

    よく締まっていて大きさの割りに重いものがいい。
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